弥生桜


 肌寒さが和らぎ、太陽の輝きも増してきました。
出勤途中の桜の木に目が留まりました。ちらほら…と蕾がほころび始めた桜の立ち姿。

『もうすぐ春ですね♬』
なんて昔の歌謡曲を口ずさみながらお稽古を始めましたら、宗嘉先生が今の季節にぴったりの和菓子を作ってくれました。


 弥生桜🌸
ちょうど今時期の桜の木をイメージされたとか。
三分咲くらいの柔らかな桜の蕾の和菓子です。
これからの活動的な季節を期待させるような瑞々しさを感じます。

 口に入れると、しっとり柔らか。
中の餡には、桜の葉も練り込まれています。
少し塩気を帯びた桜餡から、ふわりと春の風が舞うように風味が鼻から抜けていきます。
その風味はとても微かで軽やか。ゆっくりと心を落ちつけて静かに集中して味わいたい和菓子です。
茶道のお稽古にふさわしい気品のある和菓子。
ぜひ皆様にも味わっていただきたいと思いました。















2021年03月19日