裏千家 茶道 質疑応答

質問 五行棚はなぜ湯返しをしないのですか?

風炉は荒目板か真塗の敷板の上に置かれています。その横にある水指は棚の中に置かれています。風炉は陽、水指は陰 水指が置かれている棚の地板の上に置かれています。
棚には地板である陰と天井の陽からなっていますので、家として見立てられます。
風炉は火と木は共に陽ですが、点前座は陰の場所になります。
ここでは一つの世界ができています。
家の一部である水指は動かすことができず、水次で水を運んできます。
釜も備え付けであるのでそのまままた使います。そこで湯の形相を改めるため湯返しをします。
しかし棚に地板がない場合は家ではないので、運び扱いになります。
運びではお点前ごとに仕舞います。水次で水を注いだりはしません。そして湯の形相も変えることがないため湯返しはしません。
五行棚では棚に置いてあるのは風炉です。水指は運んできますので運びになります。だから湯返しも水次で水を注ぐことはないのです。

 

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